ちょっぴり年増のワーゲンは、機嫌の悪い交際相手
フォルクスワーゲンのポロは、中古市場で、かなり高値で取引されているクルマのひとつらしいという噂。
ポロの6N初期モデルは、すこぶるキュートなルックスで、可愛いものが好きな女性や、お洒落に気を使う男性からの関心も低くないのだとか。小さなクルマに新車で200万円も支払うのはちょっとなあ、という人が多いという日本人。国産の小型車は、街乗りに限って言えば、本当に優れていて、価格も安い。でも、デザインがどれもパッとせず、なんか決め手に欠くんだよね的思案の中にいる場合、ポロはベストチョイスのように思われる。
50〜60万円まで、値段がこなれて来た中古車のポロは、彼らにとって、ちょうどいい選択なのかもしれないけれど、でもでも、忘れちゃなりません。結構、90年代後半のワーゲンは、壊れやすいということを。よく壊れちゃうクルマとの良い関係を維持することには、そうとう辛いものがある。見てくれだけで選んだ交際相手には、なぜか不機嫌なところがあって付き合いにくく、手を焼くことにちょっと似ている感じ。
日本上陸から10年。今でも元気に走る6Nポロの姿はチャーミング。フォルクスワーゲンは、長く愛されると輝きを増すクルマ。ときどき街で、好きだったカラーのポロが、安く売りに出されているのを見かけると、そのワーゲンと一緒に暮らす姿を想像してしまう。今、自分にはれっきとした愛車がありながらも、違うワーゲンを想う浮気心を自覚するとき、正直、甘酸っぱい。昔つきあって苦労した女の子を想い出すからだ。夢に出て来てまで、ぼくを苦しめるのは、もう止めてくれないかなあ。
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